こんばんは!カウンセラーのえりです。
今日は兄弟喧嘩についてお話ししようと思います。
子供が不登校になってから特に兄弟喧嘩が増えて、毎日喧嘩ばかりでもう疲れ切った!というお悩みは多いかと思います。学校にも行かずゲームばかりして、あげく弟/妹に喧嘩をふっかけてばかり!って本当に途方に暮れた気持ちになりますよね。
我が家もそうでしたし、多くの相談者さんのご家庭にも同様の傾向が見られます。我が家は長男と長女の2人兄妹ですが、長男が不登校になって数か月が経った頃は、本当によく妹と喧嘩をしていました。行き過ぎる暴言、暴力、どうして仲良くできないのか、喧嘩の声と泣き声を聞いているのは、またそれを止められないのは本当に辛かったです。
けれどもあることを実践してから徐々に兄妹喧嘩がなくなりました。相談者さんにも実践していただいたところ、同じように効果が見られましたので、それについて今日はお話しいたします。
早速ですが、私が実践したことは次の通りです:
- 喧嘩の仲裁をしない
- 共感する能力を高める
この2点について解説して行きます。
喧嘩の仲裁をしない
兄弟喧嘩は親が止めると繰り返される
お母さんは、兄弟喧嘩が始まるといつもどうされていますか?下の子の方が弱いから下の子をかばっていますか?年齢ではなく不登校の子優先でかばっていますか?あるいは、親の目から見てどちらか悪そうな方を注意していますか?
親は裁判官ではない
それぞれから出された言い分と証拠を検証し、正しい判断をする。そして悪かった方を裁いて罰を与えたりする。お母さんは検事やったり裁判官をやったり今度は刑務所の看守? 怖いですね!(前の私!笑)
母親がこれらの役をかってしまうと、子供の精神的なストレスは解消されないままとなります。解消せずに心に留めておくわけですから、また次があります。それもまた解消されませんから、さらに次があります。
喧嘩は仲裁しない。これにつきます。
しかし止めるからこそ悪化するのです。永遠に終わらないのです。終わらせるためには普段とは違う行動をとりましょう。喧嘩が始まったらその場から離れて他のことをやりに行きましょう。
共感する力を高めよう
不登校の子は確かに繊細
不登校の子は特に、学校に行っている兄妹に対しては劣等感や負い目などありますし、心が血を流したままむき出しになっているため、本当に些細なことでも気に障る状態にあります。喧嘩が起きやすい状況にあるのは事実と思います。
けれども喧嘩の場合、不登校の子だけが悪い、あるいは庇うべき存在ということにはなりません。喧嘩が終わったあと、それぞれ別に「さっき喧嘩してたけどどうしたの?大丈夫だった?」と声をかけて、それぞれに共感してあげましょう。
共感とは
子供の気持ちを引き出すことから始めてください。そして「そうだったんだ・・・うん、そっかそっか・・・そういう気持ちになっちゃったんだね」と子どもの心に寄り添います。間違ってもどちらかが悪かったと評価したり、大人の見解を述べたりするのはやめましょう。
「そういうのいらない」
からです。
兄妹喧嘩がなくなる方法ってそれだけ??と思いましたか?
今までのやり方でうまくいかなかったのであれば、ぜひやってみてくださいね。
数週間~1か月くらいで収まってくるかと思います。
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