こんばんは。Hearts & Minds カウンセラーの古畑です。
前回から時間がたってしまいましたが、引き続き、今回も不登校とゲームについてお話ししたいと思います。
前回は、不登校の子供から、無理にゲームを取り上げないようにと言う話をしました。ただでもそうするとこんな悩みも出てくるかと思います:
- 子供が次々と新しいゲームを欲しがる
- 親に黙って課金していた
- パソコンなど高価なものを欲しがる
今日はそれらについて触れていきたいと思います。
ただおとなしくゲームをしているだけならなんとか受け入れて、と思えるのですれども、次々と新しいゲームを欲しがったりですとか、親に黙って課金していたり、何十万もするパソコンを欲しがったりとか・・・終わらないお金のかかる要求、本当に悩ましいですよね。
うちの息子もよく、「これが欲しい」と言ってURLをLINEで私に送ってきたりしていました。息子からのそういった要求を見るたびに、ああまたか、とため息をついたり、特にお金のことで悩んでいるときに言われると、本当に頭にきて嫌な気持ちになっていました。
うちの子が欲しがったのは、ゲームソフトもそうなのですが、ゲーム用のマウスとかキーボードとか、あげく30万もするゲーム用パソコンとか。
また、私が間接的に知るお子さんには、親御さんのクレジットカードを使って70万近く課金した子がいました。
そこまで気づかないなんて親御さんの財力もある意味すごいですが (笑)
そのお子さんもうちの子もそうですが、ネットの世界で、レアなアイテムを手にしたり、対戦相手に勝つことによって、他人から認められることを求め、要は承認欲求を満たそうとしていたのですね。
先ず第1に物理的なことですが、クレジットカード等が登録されたまま使えるようになっていたら、解除しましょう。
そして最も大切なのは、子供の心を理解することです。
ゲームは、子供の心の安定剤のような役割を果たしていることは前回お話ししました。新しいゲームソフトやその他子供が欲しがるものも、それに関連していまして、あれこれ欲しがり無理難題を押し付けてくる姿は、表面的なものに過ぎません。
先ほど子供は、承認欲求を満たしていたのではないかとお話ししましたが、本当はゲームの対戦相手から満たされたいのではありません。
では子供は一体誰から一番認められたいと思っているのでしょうか。
答えは、もう皆さんは、明確にわっていると思います。
子供が最も認められたい相手、それは私達母親です。
こんな声も聞こえてきそうです。 そうですね。
言葉では、子供は何とでも言いますし、怒りに満ち溢れていたり、心から親を憎いと思っている場合もあるでしょう。
けれども怒りや憎しみはあくまで二次的な感情であって、根底には愛を求める姿があるからこそそのようなネガティブな感情が湧いてくるのです。無意識では、お母さんに認められることをどこまでも求めているのです。
また、繰り返しになりますがゲームは安定剤。他の方法では癒されない辛い気持ちを、ゲームをしながら忘れ、傷ついた心を守り、必要な自己防衛を行っているのです。
それを踏まえて、ではお金のかかる要求についてどうしましょうか。
ご家庭の家計にさほど影響がないようでしたら、欲しいものは買ってあげて良いのではないかと思います。買えない場合でも、それが欲しいのね、わかったわ、と認めながら、高額なので買うことができないことを伝えましょう。
そして、次のような言葉は必ず封印してください:
「この前買ったばっかりじゃない!」という怒りの言葉
「ゲームばっかりして、これから学校はどうするの?」という間接的な指示、命令
「買ってあげるから勉強しなさい(学校行きなさい)」というより直接的な指示、命令
「あなたのせいでお金がいくらあっても足りないわ(ため息)」という嫌み
私はこれらは身に覚えありすぎです (笑)
いかがだったでしょう。
色々と思うこと、悩むこと、あるかと思いますが、ぜひご相談いただければと思います。
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