子供の不登校に父親(夫)が協力してくれず孤独です

こんにちは!カウンセラーのえりです。 今日は、「協力してくれない夫」についてお話ししたいと思います。 子供が不登校になった時、お母さんは責任を感じてあれこれと学んで、誰よりも早く子供の状態を受け入れることができたりします。それでも子供の将来のことはもちろん、学校の先生やママ友とのお付き合いなど悩みは尽きないわけで、そんな時ご主人が支えになってくれないと感じると、本当に辛いですよね。 「あーもう、ほんと役立たず!!」

と、ご主人にイライラを募らせフライパンで殴りかかる前に、まずは男性心理についてお話ししたいと思います。 まず、あなたは男性も女性と同じような思考に基づいて行動することができると思っていませんか?できませんよ? 男女は違う、という前提をまず再認識しましょう。

男性心理について

  1. 問題解決型思考である
  2. 「力の証明」をテーマとして生きている
  3. 自信の喪失
  4. 女性的エネルギーがないと生きていけない

他にもありますが、重要な点を挙げました。順に解説します。

問題解決型思考である

子供に不登校などの問題が起きた時、不登校を解決することをミッションとして、男性は思考と行動でミッションコンプリートすることを目指します。母親は、いくら子供に働きかけてもダメなのだと早めに気づいても、問題解決型思考の父親にはそれがわかりません。 また、お母さんが話を聞いて不安を受け止めて欲しいだけと望んでいても、男性は問題解決がミッションなので、ミッションに対する戦略についてあれこれ言うかも知れませんが、論理的ではないこと、感情の部分はフォローすることが苦手なのです。

「力の証明」をテーマとして生きている

仕事を通して、社会的に強い存在でありたいのが男性です。そういった向上心をあきらめたかのように見える人も、潜在的には強くあることを求めています。 ですから男性は、外の世界で戦っています。現代では、お母さんも外で働いていることが多いので、「私だって戦ってるし大変なんだから」と主張するのですが、私の知るところによると、やはり社会は男性に対しての方が厳しいです。 今は自由な働き方も広まってきていますが、日本においては、サラリーマンなど組織に属するかなりの割合の男性が、外の世界ではズタボロにされています。職場におけるストレスは尋常ではありません。 男性同士の力の争い、力を証明することへの執着は、女性にはちょっと理解できない世界なので、見えてないだけのことが多いです。

自信喪失しやすい

そんななか、子供が不登校になった。そしてなかなか解決しない。職場でのストレスも高く、自尊心を著しく傷つけられている。 やがて、自分の問題解決能力のなさ、力のなさに、自信を失っていくのです。そこに奥さんから「役立たず」とでも言われようものなら、完全に存在意義を失ってしまいます。

女性的エネルギーがないと生きていけない

よく言われることですが、男性はプライドが高いです。3.で説明した通りプライドがボロボロとなり逃げる場所を失った男性にとって、何より癒しになるのは、前回お話しした「女性的エネルギー」なのです。人は男女ともに男性的エネルギーと女性的エネルギーの両方を持っていますが、男性は自分で女性的エネルギーを生産することは得意ではありません。なので女性から女性的エネルギーをもらおうとするのです。(それを思うと女性は女性であるだけで貴重、ということになります!)

ですから、もしご主人があまり協力的ではないと感じたら何よりもまず意識してみてください。話し合いをしようとしても避ける、逃げる、めんどくさそうにする。そんな時に効果的なのは「女性的エネルギー」です。 次回は、では女性的エネルギーを使ってどうご主人に協力してもらうのか?についてお話ししたいと思います。 最後にエネルギーについておさらいです:

男性的エネルギー

  • 行動する
  • 計画する
  • 考える
  • 予定を立てる
  • 決定、決断する

女性的エネルギー

  • 存在する
  • 受け取る
  • 認める
  • 経験する
  • 表現する

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

Eri

チャイルドカウンセラー、家族療法カウンセラー。中学生の息子の不登校・引きこもりを経験。子供の不登校に悩むお母さんが、自宅にいても問題解決に導くことができるように独自のメソッドを提唱。

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